意識低いアラサー女が垂れ流し

地方在住で学歴も無い。

子供の金銭感覚を養うためには「稼ぐ」ことより「使う」ことを徹底的に教えるべき

アラサーにもなると周りのママ達が子供の教育方針について、様々な考え方を語ってきます。中でもキャリアママ達が好むトピックがマネー教育。

 

「お手伝いしたらお小遣いが貰える、家庭内アルバイトしてるんだ」

「株を持たせて投資の面白さやお金を増やすことを教えてるんだ」

 

いいですねー、特に投資教育はこれからの社会において大切だと思います。さすがキャリアママ達、マネー教育も意識高めです。

でもちょっと待って、それってお金を稼ぐ方法しか教えてないんじゃないですか?

 

お金は使えば無くなる

大人だったら言うまでも無いことですが、お金は使うと無くなるものです。厳密に言えばお金と交換して何かを手に入れてるはずなので「無くなる」という表現もおかしいのですが、ここではあえて「無くなる」と表現します。好きなことに好きなだけ使えば次第にお金は無くなっていきます。

使えば無くなってしまうお金、どのように使うことが自分にとって大切なんでしょうか? 私は子供のマネー教育においてまずこの「お金の使い方」を徹底的に教えるべきと考えます。

  

最初は自分の好きなものに対する使い方を教える

では、お金は一体何に使う事が出来るのでしょうか?それはいつも食べている食事だったり、住んでいる場所の家賃だったり、着ている洋服だったり……大人であれば当然それも考えてやりくりしなくてはいけませんが、子供にはまだ難し過ぎます。まず、そういう家計費全てについてでは無く、娯楽費=自分の好きなものに使うことを教えるべきと考えます。

例として、私が両親から貰っていたお小遣いの額と使い方を挙げます。というのも、うちの両親、マネー教育が上手かったのです。おかげで私は借金(持ち家以外のローンや奨学金含む)無し、もう少しで預貯金1000万を超えそうです。車が無いと生活出来ないような田舎住まいのアラサー子無し夫婦としては、上出来な方ではないでしょうか。

 

初めてお小遣いを貰ったのは小学四年生のとき。週500円という破格の値段でした。月額にすると2000円。おそらく小学生のお小遣いとしては高い方かと思います。そのとき母から言われたことは「これから欲しい本は全部お小遣いから買いなさい」ということでした。私は小説・漫画が大好きなオタク少女だったのです。

500円で何が買えるのか。まず、当時私がはまっていた青い鳥文庫は一冊も買えません。漫画単行本は一冊買って少し余るくらい。週刊少年ジャンプは毎週買っていたら、お小遣いは半分くらいになってしまいます。500円という金額は、漫画雑誌を買うには多過ぎて、漫画単行本でちょうどくらい、文庫小説でちょっと足りないという絶妙な金額でした。

だったらジャンプを毎週買って、余った分は積み立てて単行本や文庫を買おう。私はそうやって自然にやりくりし、お金の使い方と貯め方を覚えていきました。

 

この本だけを買うお小遣いは小学校を卒業するまで続きました。人間の好きなものに対するパワーは絶大です。子供だって自分の欲しいもの、自分の好きなものに対しては本気を出して頭を使います。私はたまたま本でしたが、金額を変えて洋服だったり、ゲームだったりにしてもいいんじゃないかと思います。ここで重要なのは欲しいものに対していくら必要なのか、どうやって使っていけば(貯めていけば)それを手に入れられるかを教え、身につける事です。

 

徐々に”親が関与しないこと”に対する使い方を教えていく

小学生時代に自分の好きなものに対するお金の使い方を教えてもらいました。中学生になると更に交際費や本以外の娯楽品に対してもお小遣いでまかなう様に教育されました。金額は一年生のとき月額3000円、二年生で4000円、三年生で5000円です。週額では無く月額になっていました。まとめて大きな額を貰ってもやりくりする力がついていたのです。

ここでも中学生にしては高い金額をお小遣いとして貰っていましたが、友達と映画に行くときも「行ってくるね」と親に言うだけでバス代も映画館代も食事代も更にお金を強請ったりせずにお小遣いの中からやり繰りしましたし、お金を使わず貯めてゲームソフトを誕生日でもクリスマスでも無い日に自分で買ったりしていました。この高額なお小遣いは、友達と遊びに行くときも、高額なものを買う時も、全部自分でやりくりして何とかすることを教育しようとしていたのだと思います。

 

 更に高校に上がってからは携帯電話料金、美容院代、洋服代、化粧品代も自分でやりくりするようになりました。携帯電話料金を自分の口座から引き落とすために、親と一緒に口座を開きに銀行に行きました。このときから自分で印鑑を押して開いた銀行口座で何でもやりくりするようになります。もちろん、携帯が止まっても親は知らんぷりですし、最悪には解約させられます。そんなことにはなりませんでしたが。

 

それから大学に入学するときは、入学前に仕送り金額を宣言されていたので、一人暮らしの物件選びを自分で行って家賃、光熱費、通信費が出来るだけ安く済むようにめちゃくちゃ検討しました。毎月同じ日に引き落としが行われて一元管理が出来る様に、クレジットカードも作りました。仕送り+バイト代で大学の学費以外の全てのお金をやりくりしていたんです。つまり、このときにはもう家計費と呼ばれるもの全てを任せられる様になっていたんです。

 親から自立すると共に、お金に対しても任せられる事が増えていった結果です。自分が生きていくためには何にお金が必要なのか? 自分の好きな事にお金を使うためにはどうすればいいか? そういったお金を「使う」ことを徹底的に教え込まれていました。

 

お金の使い方を学べば、自然と稼ぐことも覚える

お金の使い方を学ぶと、人は欲深いもので、じゃあどうやったらもっと好きに使えるようになるか?を考える様になります。

「もっとお小遣いちょうだい」

「じゃあアルバイトしようか」

そういう流れで我が家の家庭内アルバイト制度は発足しました。1回5円や10円という金額ですが、幼い頃の私には大切なお金です。とても頑張って夢水清志郎シリーズを全巻揃えた記憶があります。夏休み中に全部読んでしまいましたが。

 

欲しいものが出来たり、お金の使い方を学べば、自然と稼ぐことにも興味を持つようになります。まずはお金を「稼ぐ」ことではなく、お金を「使う」ことを徹底的に教える。それが子供の金銭感覚を養うために必要なことなんじゃないでしょうか。