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意識低いアラサー女が垂れ流し

地方在住で学歴も無い。

働く独身女と専業主婦は友達になれない

未だに失言だったと後悔していることがある。それは私が初めて働く独身女と専業主婦の間に溝を感じた出来事で、友人A及びBとの以下の会話である。

 

友人B「Aちゃんって今何してるの?」

にわか「なんていうか、専業主婦と兼業主婦の間って感じじゃない?

 

 

友人A「専業主婦ちゃうわ!!!」

 

 

 

 

 


めちゃめちゃ否定されてめちゃめちゃびっくりした。

 

当時の友人Aは週4のデータ入力の派遣と結婚式の配膳のバイトを掛け持ちしていた。休み無く働きながらも旦那の扶養控除内におさまっていたことから私は「専業と兼業の間」という言い方をしたのだが、「旦那の扶養から外れていれば兼業主婦」という私の考えはどちらかといえば少数派らしい。後に小町だか知恵袋だかで調べてみれば専業主婦と兼業主婦の境界線は度々議論になるトピックで、世の中には「1円でも金を稼げば兼業主婦」という価値観も存在する。私の勉強不足で友人を傷つけてしまった。

このように、働く独身女が専業主婦と付き合うのは難しい。その要因を挙げる。

 

価値観が合わない

どちらも学生だった頃、もしくは働いていた頃は価値観が同じだった。勉強が出来る方が上、仕事が出来る方が上、という風に物事の優劣と価値を環境が勝手に決めていてくれたからだ。ところが専業主婦の世界では上記の出来事を例とするように、物事の価値が正確に決まっていない。そのため、共通の価値観を持ちにくい。兼業主婦なら仕事面で同じものを共有出来るかもしれないが、専業主婦たちが持っている物差しは一目では何を計っているか分からない。旦那の収入なのか、子供の教育なのか、自身の家事スキルなのか……自身の家事スキルならまだ我々にも分かるだろう。しかし旦那or子供を計るための物差しなんて、計る対象が無いアラサー独身女は持ち合わせていない。

 

専業主婦の領域に足を踏み入れられない

専業主婦と上手く付き合うためにはお互いの領域に踏み入らないという不可侵条約を結ぶ必要がある。しかし、こちら側の不可侵条約は有って無いようなものだ。働く独身女を取り巻く職場の人間関係、仕事内容はそう易々と専業主婦が知れるようなものではない。条約を結ぼうと結ぶまいと、専業主婦の彼女達がこちらの領域に踏み入る事は不可能なのだ。

しかし逆はどうだろうか。専業主婦の領域とは、その結婚家庭だ。我々独身女は自分が結婚して作り上げた家庭は無いものの、両親が結婚し自分を産み育ててもらった家庭なら知っている。だから家庭というものがどのようなものか、基本的な想像は出来るのだ。更に独身女側が彼氏有りひとり暮らしならば、彼氏を旦那の代わりにすることで旦那と家事の両方の物差しを持つことが出来る。こうなると専業主婦と友達で居るためには意識して相手の領域に踏み入らない努力が必要だ。さもなければ、

「毎日ご飯作るの大変だよー。つい簡単なものばっか作っちゃう」
「えー、私フルタイムで働いてるけど毎日一汁三菜作ってるよ」
「わーすごーい」
「うん、食べてくれる人居ないのにね(笑)」
「彼氏くんが居るじゃん!」
「でも毎日は一緒に居れないじゃん。結婚羨ましい!」

という風に、独身女側が家事ラウンドのマウンティングに圧勝してしまいかねない。いくら最後に相手を褒めて締めくくっていてもこれではいけない。仕事ラウンドでの不戦勝が決まっているのに他のラウンドでも勝ってしまってはいけないのだ。

長く友達関係を続けるためには平等で居続けなければならない。お互いにお互いの領域に踏み入らず、相手に花を持たせる必要がある。

 

知ってたはずの友人が居なくなる

専業主婦の間では己のアイデンティティを捨てる自己犠牲の精神が尊いものだとされている。我々独身女は自己紹介するときに「○○会社営業部の△△です」と名乗り名刺を差し出すが、専業主婦は「○○の妻です」及び「○○の母です」と自分自身の名前すらも名乗らないで済む場合がある。誰かに付随する呼び名が社会での肩書きになってしまっているのだ。

その傾向は休日の話をするときに最もよく表れる。独身女の休日は「私が、誰と、どこで、何した」という話展開が行われるが、専業主婦の場合は「私と旦那が」もしくは「私と子供が」という主語がほぼ確定している。何なら「子供が何した」と主語が自分以外のものに代わり、"私"の存在が話から居なくなることさえある。そもそも専業主婦にとって休日という概念は無く、その日は旦那の休日、もしくは子供の休日なのだ。それをさも自分の休日と言わんばかりに話す。休日の話に限らず、彼女達の話に自分自身の話はほぼ無い。会話の中で、我々が友人だと思っていた人物は何処にも居なくなる。

もしも長年の友人が専業主婦になってしまい、友人自身のアイデンティティが無くなってしまったら、それは過去に自分が友情を育んできたはずの友人と同じ人間だろうか。その人はもう旦那や子供が居ないことには自分のアイデンティティを保てない。恐らく友人と同じくらい友人の旦那や子供に対して好意・興味を持たなければ、友達関係を続ける事は難しいだろう。

 

それでも友達になってしまったら

一緒に出掛けて共通の価値観を持とう。そうすれば問題ない。「私とあなたが」という主語で話が出来る。

それぞれ忙しくてそんな暇がないなら、恋バナをしよう。ほんと、恋バナは万能に使える。恋愛系のトピックが常にバズってるわけだ。旦那が居ようと子供が居ようと「好きな異性のタイプ」は一生使いまわせる鉄板の話題だ。

まあ、既にちゃんとした信頼関係が築けてたら何の心配もいらないし、共通の趣味があれば話題にも困らないんですけどね。