意識低いアラサー女が垂れ流し

地方在住で学歴も無い。

私は女の優等生

私は女の優等生。

小さい頃から良い子と言われ、他人に誇れる生き方をしてきたわ。

 

中学時代は成績優秀な学級委員。

常にクラスを見渡して、浮いてる人が居れば話しかけ、仲間外れが出来ない様に気を配った。おかげで私の周りは仲間外れになりかけた人ばかり。私の役回りはクラスで浮いているちょっと変わった子と仲良くする優等生。「すごい!思いやりがあって優しい子ね」といつも褒められたわ。

 

高校時代も成績優秀な学級委員。

受験勉強こそが人生分け目の大決戦と教わった。親に教師に良い大学へと期待され、一生懸命勉強したわ。遊ぶ暇なんてありもしない。おかげで誰でも知ってる有名大学に受かり、「すごい!とても頭がいいんですね」といつも褒められたわ。

 

大学時代は成績優秀な特待生。

サークルとバイトと勉強で毎日てんてこ舞い。遊ぶ暇なんてありもしない。おかげで就職活動のエントリーシートには書く事がいっぱい。おかげで第一志望の大手企業に受かり、「すごい!お給料もいいんでしょう」といつも褒められたわ。

 

働き出してからも真面目で優秀な正社員。

仕事が出来て人望もあって、今まで通り会社の中でも優等生。だけど褒められたのは25まで。慌ててハイスペックな彼氏と婚約したわ。「すごい!素敵な家庭になりそうね」といつも褒められたわ。

 

結婚後は奉仕精神たっぷりの専業主婦。

仕事と人脈を捨てて家庭に入り、子供を作って親の介護をしているわ。今までの人生は全て捨てたの。仕事も人望も学生時代の友達も。あるのは旦那と子供と親のお世話だけ。「すごい!立派な奥様ね」といつも褒められるわ。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今も今までも、私はずっと女の優等生。
学生時代は勉強が出来て友達が多かった優等生。社会に出れば、結婚していないことで責められて、結婚した後は子供が出来ないことで責められて、親が倒れた後は仕事をしていることで責められて、最後は家に居れば居る程褒められた。家でずっと過ごしていたら、誰にも認知され無くなってしまったわ。旦那も子供も親も私が奉仕することは当たり前。遂に誰にも褒められなくなったの。
 
私は女の優等生。
女としてあるべき姿をずっと追い求めて、その通りに生きてきたの。でももう私には何も残っていないわ。家族が居るって? 家族ならずっと、産まれてきたときから親が居たわよ。だけど今まで私が努力して周りの人に気を使い、勉強して、仕事して、社会貢献してきたことは、全て何もかも残っていない。優等生って何が優等だったのかしら?成績?人柄?能力?
今も私は優等生だけど、それら全て何一つ優等ではない。
 
私は女の優等生。
優等生が馬鹿を見るのはこの世の常識。将来なんのためにもならない事ばかり努力してきて、一体私は何をしてきたの。一体誰が私をこうしたの。どうして私はずっと褒められていたの。この世の中には恨み言ばかり。
笑って死ねる気がしないわ。